有明海沿岸道路(長洲町~玉名市)における道路計画に関する
第1回アンケートにご協力をお願いいたします

有明海沿岸道路(長洲町~玉名市)は有明海沿岸部の主要都市を連絡し、九州佐賀国際空港や三池港、長洲港、熊本港の物流・交通拠点を連絡する高規格道路です。
本調査は、有明海沿岸道路(長洲町~玉名市)間の道路整備の計画検討を進めるにあたり、地域の皆様が日頃から感じている「道路交通や地域の課題」等についてご意見を頂くことを目的としています。
皆様のご協力をお願いいたします。

有明海沿岸道路(長洲町~玉名市)対象区間位置図

調査の概要

皆様からのご意見は「計画段階評価」審議の参考意見となります

国土交通省では、道路事業の透明性・効率性を高めるため、計画段階評価の取組を導入しています。
これは、道路の整備方針について地域の声(地域の皆様、道路利用者、関係団体等)を聞きながら、第三者委員会によって審議するものです。

九州地方小委員会

九州地方小委員会は、公共事業の効率性や透明性の一層の向上を図るため、学識経験者など第三者から構成される委員会です。
なお、会議資料は、国土交通省九州地方整備局のホームページでご覧いただけます。

道路交通や地域の課題について

評価対象区間において、問題視されている課題は、「暮らし」「医療」「産業」「観光」「防災」の5つです。

① 『暮らし』

朝夕を中心に交通混雑が発生

  • 国道208号や国道501号は、大型車等の通過交通と生活交通が混在している状況です。
  • 交通容量が超過している区間も多く、熊本中心部からのアクセス性も低いため、速達性の向上が課題です。

死傷事故の発生頻度が高い

  • 国道208号や国道501号では、1kmあたりの死傷事故件数が県内国道平均を上回る状況です。
  • 速度低下に起因する追突事故の割合が高く、交通安全性の向上が課題です。

▲死傷事故の発生状況

※資料:交通事故統合データーベース(H30~R3)

② 『医療』

地域内外の医療機関への搬送に時間がかかる

  • 国道208号や国道501号は、交通混雑の発生や大型車の混在が影響し、地域内の円滑な救急搬送を阻害している状況です。
  • 重篤患者は熊本市内の第三次救急医療機関へ搬送されますが、1時間以上の長時間搬送となっており、速達性・走行性の向上が課題です。

※第三次救急医療機関は救命救急センターを集計
※資料:有明広域事務組合消防本部提供(R4)

③ 『産業』

円滑な物流活動を阻害している

  • 国道208号や国道501号は、製造業や農業の物流を担う主要路線です。
  • 産業拠点や物流拠点からの高速道路ネットワークがないため、物流活動における速達性・定時性の確保が課題です。

※資料:造船関連企業提供(R5.11.15)

④ 『観光』

観光周遊ネットワークが不足している

  • 「環有明海観光連合」が発足しているものの、熊本県の市町村の加盟は少ない状況です。
  • 地域内に高速道路がないため、周辺地域からのアクセス性や地域内の観光地間のアクセス性が低く、観光周遊ネットワークの確保が課題です。

⑤ 『防災』

災害時の通行止めや交通混雑が懸念

  • 国道208号や国道501号、九州縦貫自動車道は第一次緊急輸送道路に指定されているものの、高潮浸水想定区域等が分布していることもあり、災害による通行止めが発生しています。
  • 熊本地震時には、九州縦貫自動車道が通行止めになり、一般道で大規模な交通混雑が発生するなど災害に強い道路ネットワークの形成が課題です。

アンケートの目的をご確認の上、下記のチェックボックスにチェックを入れてください。

※当アンケート調査は、
おひとり様一回までの回答となります。